2015年05月26日

節税が破産を招く相続税対策の落とし穴 : 地主の相続対策

【初心者向】
【推奨度:☆】

市街地から近郊に、ちょっとした土地と小金を持っている。
相続対策やら年金対策と言われてお金を借りて、ありがちな土地活用=アパート経営に乗り出してみる。
そして数年後、「破産」する。

そんな田舎の地主にありがちな破局を避けるために一読していただきたい一冊です。
なんの芸もない大手ハウスメーカーや不動産業者の営業担当者がご実家におしかけて来ている、そんな親を抱えたお子さん達がまず読むべきかもしれません。
著者の主張は明快です。節税は賢明な相続対策をとった結果としてもたらされる余録であって、最優先で取り組むべき目標ではないのだと説きます。さらに、税理士やコンサル業者にも相続対策に通じた人は本当は多くなく、相談先は慎重に選ぶべきだ、ということが示されています。

この本が恐ろしいのは、実は賃貸経営に乗り出したあとに読んでも間に合わないのかもしれない、ということでしょうか。資金ショートに陥らないうちに手じまいできればいい、ということなのかもしれないと思えてきます。
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2015年05月25日

男の離婚術 : 弁護士が教える「勝つための」離婚戦略

【初心者向】
【推奨度:☆】

こちらは明確に男性向けの、離婚手続きの解説本です。
内容はサブタイトルほど好戦的なものではなく、むしろ「離婚手続きにおいて、男性はしばしば防御側に回らざるを得ない」実情を認識したうえで、どう受けて立つかを淡々と説明している点に好感が持てます。相手に回る女性の側がどう仕掛けてくるか、家事調停ではどういう立場に立たされどのような態度でいればよいか、が説明されています。

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2015年05月24日

離婚後に養育費+慰謝料・財産分与を確実に払わせる法 : 損をしないための離婚の本

【初心者向】
【推奨度:☆】

 離婚に関する書籍は、男性側・女性側いずれかの立場を鮮明にしている本を採って読むのがわかりやすいと思います。
本書はまず女性側の本。タイトル通り、元ダンナからの養育費・慰謝料・財産分与支払いを受けるための手順を説明しています。
本書が少し変わっているのは、家事調停の手前で合意をまとめることに説明を多めに割いているらしい点です。裁判手続きによらずに作成される離婚給付に関する合意書など、他の本ではあまり見かけないが使えそうな書類の見本が載せられています。
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タグ:離婚
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2015年05月22日

労働事件使用者のための"反論"マニュアル : 紛争類型別

【本人訴訟当事者・実務家向】
【推奨度:☆☆】

−なぜ使用者向けの本を勧めるんだ?
そう思われた労働者の方、地裁本人訴訟やご自分での労働審判の申立はしばらくやめておいたほうがいいです。

これは労働紛争の類型別に、想定される労働者側からの主張に対する「使用者側からの反論」が網羅されています。
もちろん同書より低レベルなもの、明らかにウソ、そうしたものは同書とは別の世界で存在するのですが、訴訟で、あるいはそれに先立つ労基署への申告に対して「使用者側が正々堂々戦おうとした場合に想定される反論」を知っておいて備える、という態度は労働者側での本人訴訟当事者に大きく欠けているものです。本署はそれを補うもので、一般的な法律の解説書とちがって労働者との「紛争状態」を想定して書かれている点で珍しいものです。

よい専門家の相談にめぐりあえず、やむを得ず一人で地裁本人訴訟をすすめるような方には本書は特に役に立つでしょう。
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2015年05月21日

東京地裁・簡裁 労働関係訴訟の事件数 2

前日とおなじ要領で、東京地裁・簡裁の労働関係事件の事件数を調査しました。

事件名と事件数は、つぎのとおりです。

東京地裁
  • 地位確認 2
  • 残業代 2
  • 損害賠償 2
  • 賃金 3
  • 退職金 2

東京簡裁
  • 賃金 4
  • 解雇予告手当 2

※二名の労働者が同じ会社を訴えた訴訟について

東京簡裁の賃金請求事件のうち、一つの事件番号を与えられた訴訟で原告2名・被告1名から成るもの1件、原告1名・被告1名で別の事件場号を与えられた2件の訴訟であるが、被告が同じだったものがあります。

このため、原告の選択により同日の賃金請求訴訟の事件数は3件にも5件にもなりえます。

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