2015年05月20日

東京地裁・簡裁 労働関係訴訟の事件数 1

このブログの運営者は、ときおり裁判所の開廷表を調査して労働関係訴訟の事件数の推移を調べています。
これは5月20日に調査した、東京地裁民事第11・19・36部(労働部)および東京簡裁における労働関係事件の事件数です。

調査は次によって行いました。
地裁は民事11・19・36部の開廷表に記載の事件は全部、労働事件と推定し、そのなかから国・地方公共団体を被告とするものを除きました。したがって、公務員が原告となるもの・労災補償に関するものはカウントしていません。単に「損害賠償請求事件」とされているものはカウントしました。
簡裁は開廷表記載の事件名から、「賃金」「解雇予告手当」など、明らかに労働事件とわかるものをカウントしました。
したがって、地裁であれば損害賠償請求事件としてカウントできた性質の事件(パワーハラスメントその他の不法行為・安全配慮義務違反に基づく請求)をカウントできていません。

事件名と事件数は、つぎのとおりです。

東京地裁
  • 時間外労働手当 2
  • 地位確認 2
  • 残業代 1
  • パワーハラスメントによる慰謝料 1
  • 損害賠償 1
  • 賃金 1
  • 賞与 1

東京簡裁
  • 賃金 1

次の日もこの調査を行っています。

posted by 代書やさんと、そのアシスタント at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 裁判手続

2015年05月19日

都道府県労働局による助言・指導あっせん好事例集 : 職場のトラブルはどう解決されたのか

【初心者・あっせん申立当事者向】
【推奨度:☆】

裁判外での労働紛争解決制度として労働基準監督署で推奨されることがある「あっせん」。
それがどのように解決されたか、というより「どのようなあっせん案で合意されたか」の事例集です。

ただ、ここに書いてあるのはあくまでも「解決した事例」であって、「このようにすれば解決できる」という例ではない、ということに注意する必要があります。
特に解雇事案で労働審判手続きを利用した場合の解決金の傾向を調べてある人は、本書に示された例に見るあっせんでの解決水準と比べて顕著に低いことに気づかれるかもしれません。
この本は「こうしたあっせん申立もすることができる」という例だと考えて読むのがよいでしょう。
書誌情報
タグ:解雇
posted by 代書やさんと、そのアシスタント at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | あっせん

2015年05月18日

有利に解決!離婚調停 : こじれた話合いもスッキリとうまくいく!

【初心者向】
【推奨度:☆】

弁護士による離婚に関する法律や手続きの解説本です。

こうした本には当事者の権利意識をあおったり経験者としていい加減なことを書いてあるものもありますが、本書はタイトルのわりに抑制された書きぶりです。

家事調停の申立を想定して、どのように振る舞ったり申立書類を作成すれば反感を買わないか、好ましくない態度はどういうものか、が解説されています。家事調停の期日で調停委員からどのようなことを言われるか・説明すればよいか、にも言及がなされています。

申立書の記載例は他の本とは少し違う様式です。調停申立書記載事項として一番肝心な「申立の実情」として記載する例を数行ずつ、多種類列挙してあります。本人による申立を想定して平易な文書での記載例にしている印象があり、おすすめできます。

書誌情報
posted by 代書やさんと、そのアシスタント at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 財産分与

2015年05月17日

税理士があまり知らない相続紛争と遺産分割調停 : 実務イメージをストーリーで理解する

【本人申立当事者・実務家向】
【推奨度:☆☆】

表紙をよくみてみましょう。
左が家庭裁判所の調停室、右は審判廷内のイラストなんです。

この表紙が象徴している同書の特徴は、「弁護士以外の人に対して、家庭裁判所の遺産分割調停等の手続きがどのように進んでいくかを詳しく説明してくれていること」にあります。
書名からは本書は税理士さんむけに書かれているものの、家裁の調停室や待合室がどうなっているか、調停委員からどんなことを言われるか、をこの本を指し示してお客さまに説明ができる、と言う点では、実務家としても使えるよい本です。

税理士兼弁護士が著者であるこの本は、顧問先社長の相続紛争を弁護士に相談する税理士、という二人の主人公と一つの相続事件を中心に書き進められていきます。
相続発生→相続放棄の検討→遺産分割協議の決裂→遺言の発見→遺留分減殺請求→遺産分割調停、と関連する書類が示されますが、書式集としてこの本を見ることはできません。手続きの段階ごとに関係者間に飛び交う書類のサンプル、と割り切ったほうがいいでしょう。

このブログでは遺産分割協議に限らず、本人申立を試みる人に「実際の裁判手続きの期日が、どのように進むのか」が詳しい本を探索しておすすめしていますが、この本は遺産相続をめぐる家事調停・家事審判の分野でおすすめできる一冊です。
書誌情報
posted by 代書やさんと、そのアシスタント at 20:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 相続

2015年05月16日

知らないと損をする相続&贈与の落とし穴

【初心者向】
【推奨度:☆】

「相続 落とし穴」を題名に含む書籍は平成10年以降、少なくとも8点が出版されています。相続というのはよほど危ない分野なのかもしれません。 
書籍より雑誌に近い体裁と紙面構成、という点で先に紹介した「相続があぶない!」に似ているこの本、相続税の問題よりは相続紛争に関心が向けられています。その点でこちらのほうが一般市民向けの構成です。
記事もさることながら、掲載されている金融商品(相続支援信託や相続税納税資金のための融資など)の広告にも興味深いものがありました。
書誌情報
タグ:相続 遺言 贈与
posted by 代書やさんと、そのアシスタント at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 贈与