2015年05月07日

図書館で(図書館を)調べる 1

このブログではさまざまな本を紹介しています。それらの入手には図書館の活用が有効です。
お住まいの地域の公共図書館で蔵書を借りるほか、以下の使い方を身につけることで本を手に入れられる可能性は飛躍的に広がります。

・相互貸借
最寄りの図書館のリファレンスサービス(調査・相談の受付)に依頼して、他の公共図書館から資料を貸してもらうサービスです。
相互貸借で取り寄せた書籍は貸し出しを受けられる場合とそうでない場合があります。手続きから数日以上かかります。
同一の都道府県内で、県立図書館を中心にシステムが構築されていることが一般的ですが東海北陸一円では県をまたがる相互貸借が実施されています。大学図書館もこのシステムに参加していることがあります。

このシステムを有効利用するには、他館の蔵書をインターネット経由で検索しておくことが必須です。
各都道府県立図書館を中心に、県内の各図書館の蔵書を横断検索するシステムが導入されています。
国会図書館総合目録ネットワークのウェブサイトでは、都道府県図書館OPAC・相互貸借一覧の情報が提供されています。
まずこのリンクから自県の図書館の蔵書を横断検索して、近くの図書館にあれば行ってみる、遠ければ相互貸借で取り寄せる、ということになるでしょう。

・大学図書館の学外利用
国立大学の図書館を中心に、大学の図書館は学生でない人でも書籍の閲覧・複写ができるようになっています。私学にも学外利用に対応するところがあります。主として館内での閲覧にかぎられ、借り出しはできないことが一般的です。
大学図書館の学外利用は、専門書を迅速に入手したいとき特に効果があります。

・都道府県立図書館の利用
公共図書館では書籍だけでなく、データベースも利用できるところがあります。官報・新聞記事・裁判例などは全文検索を無料で使えるため、与信調査・債権回収・本人訴訟で活用を工夫するとよいでしょう。
こうしたシステムが最寄りの公共図書館で利用できなければ、用事をまとめて県立図書館まで出向くことも考えましょう。

・国会図書館の利用
本館は東京にしかありませんが、込み入った境界訴訟で過去の都市計画図を探しにいったら本当に出てきた(市役所でも見つからなかったものが出てきた)ということもあります。
資料の大部分が閉架式で請求をかけないと資料が閲覧できず、資料が借り出せるわけでもなく、慣れないと本当に使えませんが一見の価値があります。
労働関係の訴訟では、過去の求人情報誌(紙媒体)がたまに所蔵されていて助かることもあります。

国会図書館まで行くかどうかはさておいて、お住まいの県の県庁所在地あたりまでは身軽に動けるようにしておけばちょっとやそっとの訴訟で資料に困ることはないでしょう。
調査に赴く際には、事前にその図書館のウェブサイトをチェックして希望の蔵書やシステムが使えるかを確認しておいてください。
posted by 代書やさんと、そのアシスタント at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 探す・調べる