【初心者向】
【推奨度:☆】
司法書士に依頼せず、自分で不動産登記を申請したい人のために書かれた本です。司法書士さんが書いた本ですので、ウェブサイトにあふれる情報より圧倒的に情報の質が安定しています。
記載のパターンにぴったりあてはまっている手続きを希望されるなら、書類の綴り方まで含めてこの本に書かれている手順にしたがって申請を完了できるのが素晴らしいところです。それを確認するために、まず図書館で借りてみることをおすすめします。
その反面、記載の説明にあてはまらない申請類型の場合には使いにくいかもしれません。
売買による不動産登記で、手付金の交付をせずに代金全額を支払うのは知人間の不動産売買で一般的ですが、こうした場合に当てはまる契約書の書式はありません。共有持分を移転する場合の委任状もないので、適宜読み替えることができないと使いづらい、と考える人がでてくるでしょう。
ただ、それは同書の質ではなく申請を準備する人の情報収集能力の問題です。
書誌情報
タイトル 自分でできる不動産登記 : 不動産登記をするならこの1冊!
著者 児島充
出版者 自由国民社 2013.7.
ISBN 978-4-426-11579-1
著者 児島充
出版者 自由国民社 2013.7.
ISBN 978-4-426-11579-1