2015年05月17日

税理士があまり知らない相続紛争と遺産分割調停 : 実務イメージをストーリーで理解する

【本人申立当事者・実務家向】
【推奨度:☆☆】

表紙をよくみてみましょう。
左が家庭裁判所の調停室、右は審判廷内のイラストなんです。

この表紙が象徴している同書の特徴は、「弁護士以外の人に対して、家庭裁判所の遺産分割調停等の手続きがどのように進んでいくかを詳しく説明してくれていること」にあります。
書名からは本書は税理士さんむけに書かれているものの、家裁の調停室や待合室がどうなっているか、調停委員からどんなことを言われるか、をこの本を指し示してお客さまに説明ができる、と言う点では、実務家としても使えるよい本です。

税理士兼弁護士が著者であるこの本は、顧問先社長の相続紛争を弁護士に相談する税理士、という二人の主人公と一つの相続事件を中心に書き進められていきます。
相続発生→相続放棄の検討→遺産分割協議の決裂→遺言の発見→遺留分減殺請求→遺産分割調停、と関連する書類が示されますが、書式集としてこの本を見ることはできません。手続きの段階ごとに関係者間に飛び交う書類のサンプル、と割り切ったほうがいいでしょう。

このブログでは遺産分割協議に限らず、本人申立を試みる人に「実際の裁判手続きの期日が、どのように進むのか」が詳しい本を探索しておすすめしていますが、この本は遺産相続をめぐる家事調停・家事審判の分野でおすすめできる一冊です。
書誌情報

タイトル 税理士があまり知らない相続紛争と遺産分割調停 : 実務イメージをストーリーで理解する  
編著者 馬渕泰至 編著.
出版者 清文社, 2014.10.
ISBN 978-4-433-55384-5
posted by 代書やさんと、そのアシスタント at 20:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 相続
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